【ロボット技術検定】試験内容と難易度|合格すると受験や就職にメリットあり
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ロボット検定とは|検定の種類|試験内容|受講料
受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
- ロボットプログラミングの検定って何がある?
- 小学生が受けられるロボットの検定が受けたい
- 検定の内容が詳しく知りたい
プログラミング学習として、ロボットプログラミングを習っている子は最近増えており、ロボットプログラミングの検定も受験者数が増えています。
ロボットプログラミングの検定で受講者が多くメジャーな検定がロボット技術検定です。
みのる
✓この記事を書いた人
エンジニアの会社員で2児のパパ
体験・リサーチした教室は40校
プログラミング教育を実践中
教室、ロボット、おもちゃなどを利用
息子はヒカキンよりイーロン・マスクが好き
\40校のプログラミング教室を調査!/
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みのる
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プログラミング教育を実践中
教室、ロボット、おもちゃなどを利用
息子はヒカキンよりイーロン・マスク派
ロボット技術検定は聞いたことがある方もいると思いますが、その内容を詳しく知っている方は少ないでしょう。
本記事ではロボット技術検定の概要や難易度、メリットについて解説します。
- ロボット技術検定の種類
- それぞれの検定の概要
- ロボット技術検定を受けるメリット
この記事を読むことで、ロボット技術検定の詳しい情報を知ることができます。
ロボット技術検定は、ロボットやプログラミングの技術・技能を判定し、プログラミングのスキルを証明してくれる検定です。
検定に合格することで、進学や就職などで有利になることや、成長を実感でき、自分に自信が持てるようになりますよ。
ロボットプログラミングの検定といえばロボット技術検定です。
ロボット技術検定とは
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ロボット検定とは|検定の種類|試験内容|受講料
受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
ロボット技術検定は、ロボットプログラミングに必要な知識やスキルを客観的に評価する検定です。
一般社団法人ロボット技術検定機構が運営しており、2011年から開始されました。
ロボット技術検定に合格することで一定のレベルに達したロボット技術者であるという証明ができます。
就職活動において企業の求めるプログラミングスキルがあるとアピールにもなります。
ロボット検定をの中でも一番メジャーな検定がロボット技術検定です。
ロボット技術検定の種類
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ロボット検定とは|検定の種類|試験内容|受講料
受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
ロボット技術検定で受けられる検定は次の2種類があります。
- ロボット検定For WeDo2.0
- ロボット検定 For EV3/SPIKEプライム
項目 | ロボット検定 For WeDo2.0 | ロボット検定 For EV3/SPIKEプライム |
---|---|---|
対象 | 小学1年~ | 小学3年~高校生 |
検定級 | 3級/2級/1級 | 3級/準2級/2級/準1級/1級 |
使用する教材 | レゴ®︎WeDo 2.0 | レゴ®︎マインドストーム EV3 または レゴ®︎エディケーションSPIKEプライム |
試験形式 | 筆記と実技 | 筆記と実技 |
試験時間 | 40分 | 3級、準2級:60分 2級以上:90分 |
合格基準 | 70点以上 | 70点以上 |
受講料 | 3級:¥3,080 2級:¥4,180 1級:¥5,280 | 3級:¥3,465 準2級:¥4,015 2級:¥5,115 準1級:¥6,215 1級:¥7,315 |
ロボット検定は使用する教材によって種類が分かれますが、受けられる検定級は下からとなります。
子どもが成長するとFor EV3/SPIKEプライムの方の検定を受けるようになるため、実際に検定を受ける方はFor EV3/SPIKEプライムから受け始めるのも良いでしょう。
受けられる検定の種類は2つで、使用するロボット教材が違っていますよ。
ロボット技術検定の試験内容
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ロボット技術検定で出題される問題は次の3項目です。
- 筆記問題
- プログラミング問題
- 実技
各検定の試験範囲を詳しくみて行ってみましょう。
ロボット検定 For WeDo2.0の試験内容
検定級 | 筆記問題 | プログラミング問題 | 実技 |
---|---|---|---|
3級 | パーツの種類やはたらき バランス ギアの仕組み 構造、投影図など | 入力、出力、ループ 順次プログラム プログラミング的思考(基礎) | 設計通りに組み立て |
2級 | パーツの種類やはたらき てこ・ギア・滑車の仕組み クランク機構 プログラミング的思考 | 条件を指定された 基本プログラム作成 (モーションセンサー、ディスプレイ ライトを使用) | 設計通りに組み立て |
1級 | パーツの種類やはたらき てこ・ギア・滑車の仕組み クランク機構 マルチタスク プログラミング的思考 | 条件を指定された 基本プログラム作成 (モーションセンサー、チルトセンサー マルチタスクを使用) | 設計通りに組み立て |
ロボット検定 For WeDo2.0は小学校低学年向けのロボットプログラミングが学べるレゴブロックです。
ロボット検定 For WeDo2.0を使った検定も同じように小学校低学年向けの検定となっています。
難易度としてはロボットの組み立てや、プログラミングの基本的なことがメインとなります。
ロボット検定 For EV3/SPIKEプライムの試験内容
検定級 | 出題内容 |
---|---|
3級 | 初級プログラミング(時間制御) ロボット製作初級 |
準2級 | 初級プログラミング(センサー制御) ロボット製作初級 |
2級 | 中級プログラミング(条件分岐、変数など) ロボット製作中級 |
準1級 | 中級プログラミング(画面表示、変数、サブルーチンなど) ロボット製作上級(条件組立て) |
1級 | 上級プログラミング(C言語、変数、サブルーチンなど) ロボット製作上級(条件組立て) |
ロボット検定 For EV3/SPIKEプライムはWeDo2.0の検定よりも難しい検定です。
基本的なプログラミングの問題から、検定級が上がるに連れてより複雑な内容となっていきます。
特に準1級以上となると、プログラミングも学習用の言語ではなく、実際に使用されているプログラミング言語を使います。
どの検定から始めるかは自由ですが、最初から上の検定級を受験することはできません。
ロボット技術検定の受講料
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受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
ロボット技術検定の受講料は受ける検定の種類や検定級によって異なります。
それぞれの検定級ごとの料金はこちら。
検定級 | For WeDo2.0 | For EV3/SPIKEプライム |
---|---|---|
3級 | ¥3,190 | ¥3,630 |
準2級 | - | ¥4,180 |
2級 | ¥4,290 | ¥5,280 |
準1級 | - | ¥6,380 |
1級 | ¥5,390 | ¥7,480 |
検定のレベルが高くなるほど受験に必要な料金も高くなるので、できるなら一度の受験で合格できると嬉しいですね。
それぞれの検定に対応したレゴのロボット教材を購入する必要もあるので、そちらの費用もかかってきます。
ロボット技術検定の受講場所
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受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
ロボット検定を受験できる場所は、以下の都道府県にあるロボット検定認定会場です。
地方 | 都道府県 |
---|---|
地方 | 都道府県 |
北海道・東北 | 北海道、宮城 |
関東 | 東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城県、群馬 |
中部 | 愛知、新潟、富山、静岡、 |
近畿 | 大阪、兵庫、奈良 |
中国 | 広島、山口 |
九州・沖縄 | 福岡、佐賀、熊本、大分、鹿児島、沖縄 |
受験会場は全国にありますが数は多くないため、近くにない場合は少し遠出して受験する必要があります。
全国にあるけどそれほど数は多くないので、受験は遠くに行く必要があるかも。
ロボット技術検定の合格率と平均点
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受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
2023年4月の検定では小〜高校生、1,834名がロボット検定を受験しました。
各検定の結果を見てみましょう。
ロボット検定 For WeDo2.0の合格率と平均点
検定級 | 合格率 | 平均点 |
---|---|---|
3級 | 79.4% | 76.2 / 100 |
2級 | 79.6% | 78.6 / 100 |
1級 | 78.1% | 77.7 / 100 |
ロボット検定 For WeDo2.0では合格点の70点以上の平均点となっており、合格した人の割合も80%近くとなっていました。
受験するほとんどの方が合格できるので、難易度としては低めなのがわかります。
ロボット検定For EV3/SPIKEプライムの合格率と平均点
検定級 | 合格率 | 平均点 |
---|---|---|
3級 | 47.8% | 75.4 / 100 |
準2級 | 63.3% | 66.8 / 100 |
2級 | 64.1% | 72.8 / 100 |
準1級 | 29.5% | 57.2 / 100 |
1級 | 10.0% | 32.0 / 100 |
For EV3/SPIKEプライムの方が合格率が低く、特に準1級から合格率が一気に下がってしまいます。
平均点から見ても分かる通りかなり難しくなっているため、合格できたら自信になること間違いない子でしょう。
上の検定ほど合格率は低く、挑戦して達成したときの喜びは大きくなりますね。
ロボット技術検定のメリット・デメリット
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メリット
ロボット技術検定を受けることには3つのメリットがあります。
- 受験や就職に役立つ
- 明確な目標が持てる
- 自信がつく
それぞれのメリットについて解説していきます。
ロボット技術検定を受けることで、プログラミングの学習にプラスになります。
受験や就職に役立つ
ロボット検定を持っていることで、受験や就職で資格として記載することができます。
私立中学ではプログラミングの検定に合格している人にプラス評価をしている学校も増えています。
直接受験で有利にならない学校でも、努力をして成果を出したアピールポイントになるでしょう。
就職においても、ロボットプログラミングに関する一定レベル以上の知識や技術を持っている証明にもなり、即戦力として採用される可能性も高まります。
ロボット技術検定は資格なので、履歴書などにも書けます。
明確な目標が持てる
プログラミングに限らず何かを続けるためには目標が必要です。
ロボットプログラミングを学ぶうえで、ロボット技術検定は目標として役立ちます。
明確な目標を持つことで、やる気の向上にもつながります。
小さいうちから目標を意識して学ぶことを経験すると、学校の定期テストや受験などに対してどのように行動すればいいか、計画を建てられる力が身につきます。
目標を持って行動することは、どんなことでも継続して目的を達成できるようになるでしょう。
目標を持って学習ができるので、子どものやる気もアップして保ちやすくなります。
自信がつく
子どもが一生懸命取り組んだことが、検定合格という形で実感できるので、自信がつきます。
目的を達成する喜びを知って向上心や好奇心などが高まり、学習意欲の向上にもつながるでしょう。
難しい検定ほどやりきったときの達成感が味わえます。
デメリット
ロボット技術検定のデメリットは以下の3つがあります。
- 受験にお金がかかる
- 不合格のときにやる気を無くす
- 他の子と比べてしまう
それぞれのデメリットについて解説していきます。
なにかに挑戦するということは良くない面も多少はあります。
受験にお金がかかる
ロボット検定は受験するたびに受験料が必要になります。
また、受験会場に移動するために交通費も必要となるため、近くに会場がない方はそれだけ交通費がかかってしまいます。
受験する回数が増えるごとにかかる費用も増えるのはデメリットと言えます。
検定を何回も受けると結構お金がかかってしまいます。
不合格のときにやる気を無くす
ロボット技術検定を受けて不合格のときに、頑張ってきたのに結果につながらなかった子がロボットプログラミングを挫折してしまう可能性もあります。
合格したときにそれが自分の自信につながりますが、逆の不合格だったときの影響もおおきなものとなります。
失敗を乗り越えるのも一つの成果ではあるため、不合格自体にも価値はありますが、子どもがやる気を無くしてしまい、プログラミング自体をやめてしまう可能性もあるでしょう。
頑張ったのに不合格だとどうしてもやる気がなくなって、最悪の場合プログラミングが嫌いになるかもしれません。
他の子と比べてしまう
ロボット検定を受けると同じくらいの子どもの同士で合否が分かれ、必ず優劣が現れてしまいます。
ロボット技術検定はそもそも他の人と比べるようなものではなく、自身の成果を確かめるための検定ですが、合否がはっきり出てしまうことで劣等感を抱いてしまうこともあるでしょう。
比べることでやる気になるタイプの子は良いかもしれませんが、他の子と比べることは基本的にはマイナスな効果しかありません。
検定を受けて比べられる状況を作ってしまうのはデメリットになるでしょう。
検定は点数で成績の優劣がわかってしまうので、やる気に影響しそうです。
ロボット技術検定まとめ
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ロボット検定とは|検定の種類|試験内容|受講料
受講場所|合格点・平均点|メリット|まとめ
ロボット技術検定は、ロボットプログラミングに関する知識や技術を証明してくれる検定です。
検定に合格することで、将来の進学や就職などで有利になったり、自分の強みとしてアピールできたりと役立ちます。
小さいうちから検定に取り組むことで、目標に向かって行動する力を身につけられるでしょう。
他にも、検定をきっかけに成長を実感し、プログラミングに対する学習意欲も上がることが期待できます。
ある程度プログラミングスキルが身についたら、検定を目標に取り組むことをおすすめします。
ロボット技術検定をうまく活用してプログラミングの学習を効率よく進めていきましょう。